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[シュプリ]お客様の靴愛から生まれたクラウドサービス。

最終更新: 2019年7月15日


どうしてそのサービスを作りたいと思われたのですか?


私の父親は、故郷の鳥取県で小さな靴屋を営んでいました。その靴屋が、上場企業靴店と大手チェーン靴店に囲まれまさに四面楚歌の状態であると、父親から連絡がありました。そこで私は、実家に戻り靴の小売りである事業を手伝う決意をしました。

戻ってからは、どうやって小さな靴屋を守っていけば良いか、試行錯誤の日々でした。その数年間、靴屋が継続できたのは地元のお客様が私達を贔屓にしてくれたからです。


「ブーツを履こうと思ったら、カビが生えてしまい捨ててしまった。お気に入りの1足だったのに。」  「オシャレが好きだったおじいちゃんの大切な形見の靴。この靴を修理して履けるようにできませんか」


大切にしていた靴を失った悲しみや靴への愛着話をお客様から伺います。その度に、靴屋を守ってくださったお客様へ何か恩返しができないかと考えていました。



そのような折 「靴が大好きだけど、置く場所がない。」  「鳥取は土地も安いし、靴を預かってくれたらなぁ〜」  という都内に住む方からお声をいただきました。これだ!と思いました。



お客様の靴を ・預かりクリーニングをする。 ・最適な状態で保管する。 ・いつでも手軽に靴を引き出せる仕組みをつくる


これが、クラウドシューズボックス「シュプリ」の始まりです。シュプリは、お客様の靴愛(大切に履きたいという想い)を実現するために生まれました。




サービスを構築する上で、苦労したことはどのようなことでしょうか?


サービスのイメージや構想はありました。しかし私は、デザイナーに主旨を伝えお願いすれば出来上がると錯覚していたほど、Webの知識がありませんでした。

私がやりたいのは、靴のECショップではないです。


お客様が自分のスマホを使って靴を預ける予約ができる。

預けた靴を履きたい時に受け取る操作ができる。

まるでクラウド上にある靴箱のように、スマホ上から簡単に靴の預け・受取の操作ができるサービスを作りたかったのです。


こうしたサービスを理解し実現してくれるエンジニアを探すために鳥取県・島根県を探し歩きましたが、なかなか見つからず大変苦労しました。



資金調達はどのようにされましたか?


まずは、靴屋の店舗内で靴の修理を始めました。お客さまが靴に求めるニーズやどのような修理が多いのかを探りながら、日々の運転資金をつくっていきました。

靴の修理やメンテナンスは、半世紀以上にわたり修理に携わる靴職人さんたちの精神・技術的なサポートのお陰で、クオリティの高いサービスになると確信していきました。


更に運用資金を増やすため、鳥取県のビジネスプランコンテストや経営革新制度に申請をしました。結果は運良く通ることができました。それを担保に親身に相談にのってくださった地銀の方や専門家の方と事業計画書を作成し、短期と長期の借り入れを行いました。



シュプリ代表:岸田将志さん

Webサービスの立ち上げについても、多くの方からアドバイスを頂きサービスローンチにこぎつけました。

シュプリはまだまだ改善の余地はたくさんありますが、お客様から「私の靴への愛情を分かってもらえる場所がありました。」と嬉しいお言葉を頂くことがあります。 ネット上ではありますが、靴とお客さまとのストーリーを聞かせて頂く事が多いです。そのような声を拝見しながら、もっともっとお客様の「靴への想い」を大切にし、靴をお預かりしようと痛感しています。

ここに至るまでサポート頂いた方へのご恩は忘れません。その感謝の気持ちは、靴に対して愛情のある方へ恩返しが出来ればと思っております。


立ち上げた当初は、ベンチャー企業とはなんぞや?とモヤモヤする悩みを抱えていました。今は、ベンチャー企業を経営する中で、事業承継した会社とは違った“覚悟”が必要だと感じています。

世の中に、靴や足元に対する関心や認識がもっと広がってほしい。 「足元から笑顔に」が弊社のビジョンであり展開していく方向性です。 原体験から生まれた「志」をしっかりと立たせて、世の中へ広げていきたいです。



シュプリを応援したい方はこちら YES「シュプリ事業応援」

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